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2026.09.15高校教育
講義ではまず、なぜ臓器移植を行うのかを整理。胃のように代替器官があるものではなく、心臓や肝臓など他に代わりがない器官が対象となる仕組みや歴史を学びました。また、移植は医師と患者の1対1ではなく、提供者やその家族、社会全体を巻き込む「社会的医療」であるという視点を共有しました。
続いて「死の定義」について考察。脳死判定基準の一つである「首を動かした際の眼球の動き」を生徒同士で実際にやってみると、「うわ、本当だ!」と驚きの声が上がりました。
さらに「脳死した人の体温や身体」について問われると、生徒たちからは「体温は低そう」「爪が紫色になる、腐る」といった予想が続出。しかし、実際は心臓が動いているため体温は36度に保たれ、爪やひげも伸び続けるという事実を知り、教室は大きな衝撃に包まれました。「見た目はまるで生きているからこそ、特に突然の事故などの場合に家族が『死』を受け止めるのは本当に難しい」という現場の切実さに、生徒たちは深く頷いていました。
後半は「自分が脳死等になったら提供したいか(若者の約42.4%は肯定派)」を考えた上で、日本の年間提供件数が過去最高の昨年でも158件と、海外に比べて極端に少ない現状に向き合いました。
「なぜこんなに少ないのか?」という問いに対し、生徒からは「日本の死の基準が厳しすぎるからでは?」「残された家族が土壇場で許可を下せないからだと思う」など、鋭い意見が次々と飛び出しました。
次回も生命医療の探究が続きます! 「日本の臓器提供数が少ない理由」についての生徒たちの考察をもとに、文化観や家族感情、社会制度の視点からさらに議論を深めていきます。お楽しみに

