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2026.08.04高校教育
7月31日(金) 生徒たちは横浜薬科大学のキャンパスを訪問し、1日かけて本格的な薬学実習と講義を体験してきました。午前は最先端の遺伝子科学、午後は伝統の漢方軟膏づくり、そして現役薬学生との対談と、薬学の奥深さと将来の進路を肌で感じた濃密な1日となりました。
≪薬科学科 学科長の川嶋先生による遺伝子講座≫
生徒たちはマイクロピペットの操作を練習し、アガロースゲル電気泳動を用いた「DNA断片の検出」に挑戦。細かい作業に苦戦しながらも、分子ふるい効果によって遺伝子型が視覚化されるプロセスを体験しました。後半は、遺伝子情報の持つ「光と影」について深く考察しました。
また、事例を用いた予防的切除の決断や、「遺伝子検査の結果をどう患者さんに伝えるか」というロールプレイも実施。「リスクが低いからといって『大丈夫』と軽率に伝えると、その後の不摂生につながる」「変異型の人には『一人にさせない、継続して見守る』姿勢が大切」など、医療者が発する言葉の重みと寄り添う姿勢を学びました。
≪漢方治療学研究室の伊藤先生による伝統的な漢方軟膏「紫雲膏」の製剤実習≫
薬品用のごま油を熱し、ミツロウを加え、当帰を焦がして取り出し、さらに日本三大染料でもある紫根を投入してガーゼで越す本格的な工程を一つひとつ実践しました。 冷まして固まるまでヘラで丁寧に撹拌した後は、軟膏壺への充填に挑戦!空気が入らないよう縁から敷き詰める技術は、薬剤師国家試験の実技でも問われるプロの技。集中して容器に詰めていきました。
実習後は、薬学部の5年生との座談会が行われました。 薬学部を目指したきっかけや、入学後の手厚い学習サポート体制、文系からの挑戦や入試制度についてなど、リアルな体験談を伺いました。先輩方からは
と温かいエールをいただき、生徒たちは自分の将来像を重ね合わせながら真剣に耳を傾けていました。
最先端の個別化医療(遺伝子)から古来の知恵(漢方)、そして医療人としての倫理観まで、薬学の「これまでとこれから」を丸ごと体感した生徒たち。自分の適性や進路について、より具体的に考える素晴らしい機会となりました。


